programmatic composition

プログラマによる音楽制作記

KPT 2017/06/18

前回の反省から継続可能なタスクに分解して毎日やるようにした。 といっても和声周りは分解できず。

とりあえず耳コピをしてツールに慣れるってのがまず大事だなーということで毎日一定時間耳コピをすることにした。

  • 2017/6/9
  • 2017/6/10
    • JR渋谷 小川のせせらぎ ver2
    • FF プレリュード
  • 2017/6/11
    • FF プレリュード
  • 2017/6/13
    • FF プレリュード
  • 6/14
    • FFプレリュード出した
  • 6/15

FFプレリュードまではとりあえずできた。色々調整すべきものは沢山ありそうだけどほどほどで出すことにした。

K

  • とにかく手を動かす

P

  • 時間の捻出が厳しい。1時間は毎日捻出しなければならない。

T

コツコツやる

継続可能な学習の分解

なんだか随分時間があいてしまった。 振り返って反省をしてみる。

K

  • ピアノの練習は毎日している。

P

  • ピアノはいいんだけど弾くほうに集中しがちで音楽理論とかの学習にはそこまでつながっていない。
  • 和声の学習が滞っている。
    • 多分学習量を分解出来ていないのが原因。
  • いきなり大きく作ろうとしている。ある程度イメージが湧いても、着手して思い通りの音が作れなかったりするとそこで途切れたりする
    • 瞬発力、まとまった時間が必要なアプローチになっていて、そういった機会を作るのは難しい。

結論

結局のところ継続可能な学習の分解ができていなくて、1アクションが大きいために、時間を取れない、という事が起こっているんだなぁと思った。 達成したいイメージとして次を置く。

  • 日々学習を重ねて音楽理論の理解を深める
  • 日々制作を重ねて大きな作品を作るための作業を分解する知見を得る

どちらかというと、ライブをするとかコンペに出すとかの方がいいのではという気もしつつ。とりあえずこれで。

T

  • 週次で振り返る
  • 和声学習を分解して短時間で継続する構造をつくる
  • なんか数秒の曲を耳コピする(駅の発車メロディとか手頃じゃないかな)

がんばる

名曲で学ぶ和声法を買う

演習系の本を探す

音楽理論の基礎知識については平易な本を参照することである程度カバーでき始めた。 次に必要なのは演習を通した答え合わせが可能な学習だろうと考えて演習系の本を探すことにした。 紀伊國屋書店新宿本店で音楽関係のコーナーを物色したところいくつか候補が見つかった。

上の3つは面白そうではあったが演習問題のみが載っていて解答例がなかったのでパスした。おそらく授業で使って講師にレビューをしてもらって学習するのだと思う。名曲で学ぶ和声法と名曲で学ぶ対位法は演習問題に対してすべて解答例があって独習が可能に思えた。対位法と和声法のどちらを購入するか?

名曲で学ぶ和声法を買う

対位法についてはCounterPoint - WikipediaSchenkerGUIDE: Species Counterpointなどオンラインである程度まで学べそうなページがあったので和声法の本を買うことにした。


名曲で学ぶ和声法

とりあえず冒頭の教会旋法イオニア旋法とエオリア旋法が長調短調の基礎になった〜あたりから、4声体、和音の表記、転回形、上3声、下3声、外声、内声、トニック、サブドミナントドミナント、コードネーム辺りまで読んだ。解説とともに名曲の楽譜が載っているので、読むだけでなく弾いて確認ができてよい。ピアノ譜に変換されているものもあって捗る。

Logic Pro Xの学習 1曲作る

二声のフーガを作るべく音楽理論の基礎を勉強していて、対位法や和声法を少し深掘っていこうと考えつつも、 音楽理論の学習はそれなりに複雑で頭が疲れるので、別軸で気分転換的に実際の制作にも手を出していきたいなということで、 DAWの操作に慣れるという名目で、Logic Pro Xを購入し、色々と触って1曲作ることにした。 Logic Pro Xの操作に関しては主にYoutubeLogic Pro Xで検索して出て来るレクチャ動画を見て学んだ。

できたもの

Logic Pro Xのプロジェクトファイルとして4番目に作ったものを完成まで持っていったのでタイトルは04となっている。ツールを学ぶ目的で作ったのでテーマ性はなく、従って曲名もない。プリセットの音色を触りながら、音を配置し、耳心地が良いと思えたものを使った。楽曲の構成についても特に意図はなく、3分程度の長さを考えて作った。リズムパターンについてはLogic Pro Xに収録されている「Breaks Biggie Beat 01」というループを基本として使った。音色はほぼプリセットのままで、Chanel EQをすこしいじったり、Delayをかけたりした程度だった。マスタリングもマスタートラックから選択できるプリセットを使った。

今後試したいこと

Logic Pro Xはめちゃくちゃ機能が沢山あるので色々と触っていきたい。またサウンド・インスタレーション関連に興味が湧いてきたのでそちらもちょっとずつ進めたい。

  • ボコーダーを使う
  • chiptuneを作るためにソフトシンセで音作りをする
  • オートメーターを使う
  • ベースラインの作り方を学ぶ
  • ドラムパターン周りの作り方を学ぶ
  • マスタリング周りの知識を学ぶ
  • 声の入った楽曲を作る
  • サウンド・インスタレーション関連の何か
    • Maxを使ってみたり
  • GIMICなどを使った演奏

などなど。音楽理論や記譜などの学習と並行してやっていく。

フーガ形式、音楽理論の基礎知識を学ぶ

西洋音楽の歴史の概観はわかったので、次のゴールとして「二声のフーガを作曲する」を置いた。そもそもフーガ形式がどういうものか知らないので、まずはフーガ形式を調べることからはじめた。

フーガ形式を調べたが...

書籍を当たろうにもどこをどう参照すればいいか分からないので、まずはググって調べてみた。

いくつか読んでみると当然ながらよくわからない単語が沢山出てくる。

応答では、基本的に主題の旋律に含まれる主音が属音に

主音や属音とは...というおそらく基本の基本であろうことがわからない...

フーガ形式の仕様を理解する以前に、基礎的な用語をまったく理解できていない事がわかった。各部の構成や種類は分かったが、実際に作っていくに当たっての基本的知識がないので、まずは音楽理論の基礎的な知識を学ぶ必要がある。

平易な内容の音楽理論の本を購入

音楽理論を学ぼうとした時、パッと思いつくのが楽典だと思う。幸い既に持っていたのでパラパラと読んでみたが、フーガ形式の説明と同様で、読み込むための知識が揃っていないように感じた。ということでもっと趣味寄りの平易な書籍を探した。

いくらかしらべたところこの「よくわかる」シリーズがよさそうだったので購入した。


よくわかる音楽理論の教科書

基礎的な知識を概観する

よくわかる音楽理論の教科書は、音階の成り立ちから、音程や音名、コード名、対位法、和声法、ジャズコード理論、スケール理論、ロックコード理論まで広範に扱っている。ページ数は158ページなのでかなり駆け足な内容になっている。前半部の解説はとても平易で丁寧なのでわかりやすい。ただ和声法辺りからはかなりすっ飛ばした内容なので学習のためのキーワードを得るに留まった。

対位法については全音符の二声対位法の課題から華麗対位法までの解説がありとても勉強になった。 対位法はかなり機械的なルール群なのでプログラムで処理できるのではないかと考え、全音符の二声対位法の禁則を検査するバリデータを書いた。

GitHub - sys1yagi/counterpoint-validator

二分割対位法や華麗対位法、三声とか四声とかになると、入力の仕様をまず設計する必要があるが、おそらくmidiフォーマットやあるいはMMLに従った形式を使うといいんじゃないかなーと思うが一旦手が止まっている。

音楽の基礎を買う

よくわかる音楽理論の教科書は良い本だが中盤から飛ばし方がすごいので間を埋めるものが必要と考え、音楽の基礎を購入して読んだ。


音楽の基礎

冒頭に、

音楽は静寂の美に対立し、それへの対決から生まれるのであって、音楽の創造とは、静寂の美に対して、音を素材とする新たな美を目指すことのなかにある。

という思想が書かれてあり、とても同意できる。著者の芥川也寸志氏は芥川龍之介の3男だという。同年代の作曲家にすぎやまこういち氏がおり、西洋音楽史で読んだ近代の音楽史の続きを垣間見た気持ちになった。

内容は記譜法、音名、音階、調整、リズム、旋律、速度と表情、音程、和声、対位法、形式で構成されている。新書で200ページ強だが内容が濃く、一度読んだだけでは捉えきれないので今後も何度も読み返すことになると思う。

フーガの道のりは長い...

基礎知識を得るにしたがって、二声のフーガを作曲するというゴールが遠ざかっているように感じる。例えば形式に従って見よう見まねで作ってみたとして、個人学習ではそれを採点するフェーズが抜けているので、適切な学習を進められないのではないかという気がしている。一旦対位法か和声法の課題を解く方向に倒してみようと思うが、楽曲形式に関しては独習は厳しい気がしている。

西洋音楽史で全体像を学習する

最初のスプリントで前提知識が足りないにもかかわらず制作プロセスを1周しようと目論んで見事に失敗したので、まずは全体像を知るために音楽の歴史を学ぶことにしました。教材としては西洋音楽史を選択しました。新書で200P前後と手軽に読めるサイズで、中世から第一次世界大戦後までの西洋音楽の発展と変化が解説されています。ここから作曲に関わるキーワードを抜き出し、最初に学ぶべき領域の設計に用います。

西洋音楽史

抜き出したキーワード

ざっくり通しで読んでとっかかりになりそうなキーワードを抜き出しました。

単旋律のグレゴリオ聖歌から始まり、オルガヌムで二声になり、ノートルダム楽派あたりで四声、モテットで聖歌以外の歌詞が乗り...などなど歴史の概観がある程度つかめました。現代の音楽では当たり前の様々なルールも長い時間をかけて進化してきたんだなぁ〜と考えると、ある程度時系列で学習することで無理のない段階的な学習ができるかもな〜と思いました。

Next Action

オルガヌムやモテットはちょっと古すぎるし、一方でロマン派辺りにいきなり飛び込んでもルールが複雑化していて難しすぎるだろう、という事で、 まずは2声のフーガを作るという事を次のゴールと設定しました。イメージとしてはバッハを中心としたバロック辺りです。

そもそもフーガ形式がどういうものか分かっていないので、次のアクションはフーガ形式の仕様を調査し、習作するです。

プログラマの学習プロセスや開発プロセスを使って作曲を学ぶ

はじめに

普段はソフトウェアのプログラマとして働いています。作曲や楽曲制作に興味があるのでなんらか学習していきたいなと思いつつ時間が作れずなかなか手が出せていなかったのですが、そういえばプログラマが新しい技術分野を学ぶプロセスや、仕事での工程管理などの知識を使うと時間が無い中でも進捗できるのではないかなと考え、着手することにしたというのがこのブログの趣旨です。継続性が重要と考えるので、基本的には実施した事実などを簡潔に書きます。

最初のステップ

まず学習対象の全体像を明らかにするためにSOFT SKILLSという書籍で紹介されている「10ステップで学ぶ」という学習の分解方法を使います。これらのステップは書籍の内容をもとに自分用に学習ステップテンプレートとしてgistで公開しています。

SOFT SKILLS

ステップ1の「1. 全体像をつかむ」として次の項目を洗い出しました。粒度も荒く、漏れなども沢山ありますが時間を区切ってまずはこれを地図としました。

gist.github.com

最初の失敗

ステップ2移行はスコープを決め、成功の基準を定義し、 参考資料を見つけ、学習プランを作るという風に続きます。洗い出した全体像のなかから「制作プロセス」をスコープとしました。策定したプランとしては次です。このプランは結果的に失敗でした。

スコープとして2週間を1スプリントとし、1日1時間として14時間を置きました。プロセスを分解してプランニングや作曲、アレンジなどの日程を置き、それに沿って行動します。

工程の分解と計画は概ねそれっぽい感じになったのですが、作曲のフェーズで止まってしまいました。いくらかのアイデアはあっても曲としてのゴールをイメージするための基本がないため、時間切れとなりました。

KPT

ふりかえりのためにKPT法を用います。初回でしかも失敗したケースなのであまりKeepはありませんが頑張って出します。

  • Keep
    • スプリントに切って学習を実施する
  • Problem
    • 各工程の見積もりができる状態ではなかった
    • そもそも音名、調性、和声、楽曲形式、対位法などなどの基礎知識がなく、着地点を見出せなかった
    • スコープが広すぎた。アレンジ、マスタリング等や、ソフトウェア知識(Logic Pro 9を使用)など必要となる知識が多かった
  • Try
    • より小さいサイズで学習する
    • まず音楽の歴史を学習し、作曲の基礎を学習するための知識を得る

Next Action

いきなり一曲作ったろ、と思ったものの当然失敗してしまったので、次のアクションとしてまずは音楽史を学習して作曲の基礎を学習するための知識を得るを設定しました。